車種判別プロジェクト

AIで車種・価格判別アプリ「クルマチェッカー」【開発記録#2】

3台の日本車(プリウス、フィット、ノート)が近未来の都市を走る様子。背景には「AI」の文字と回路図が輝き、車種判別AIプロジェクトのスタートを象徴するデザイン。

前回までの記録はこちらをご覧ください。今回はアプリ開発の具体的なロードマップを紹介します。あくまで現在の案になりますので、今後の展開やみなさまのアドバイで変更はもちろんあります。開発アドバイスなどあればぜひぜひコメントください!


🚀 最終目標

スマホのカメラで車を撮影すると、「車種名」+「新車価格」+「中古価格」が表示されるアプリ


✅ 開発ステップ一覧(フェーズごと)


🔹 STEP 1: 車種判別AIの精度確保

  1. 必要な車種データを収集(日本車を中心に)
  2. 画像前処理+分類モデル(ResNet・YOLOなど)の学習・検証
  3. 精度評価・誤判定パターンの分析
  4. Grad-CAM等による可視化(信頼性向上)

🔹 STEP 2: 相場価格データの取得方法確立

  1. WebスクレイピングまたはAPIを使って「新車価格・中古車価格」情報を収集(例:カーセンサー、Goo-net)
  2. 車種名から価格情報を引ける仕組みを構築
  3. 同一車種でも年式別・グレード別に価格が変動するため、シンプルな代表価格+平均価格で設計

🔹 STEP 3: スマホカメラ連携の最小プロトタイプ(PoC)

  1. スマホで撮影 → 写真をアップロード or APIで送信
  2. Pythonバックエンドで車種推論 + 価格推定
  3. 結果をスマホに返す(Web UIでも可)


🔹 STEP 4: スマホアプリ化(本格開発)

  1. カメラ機能付きモバイルアプリを開発(Flutter or React Native)
  2. 撮影 → 推論APIへ送信 → 結果表示
  3. UI/UX設計(サムネ画像・価格表示・購入ボタン風デザイン)
  4. ログインや履歴保存、位置情報連携なども検討

🔹 STEP 5: 追加機能 & マネタイズ

  • 📈 推定価格の履歴グラフ
  • 🛠 年式/走行距離も推定(外観情報 or OCR追加)
  • 💰 広告モデル or 提携サービス(中古車買取・販売)への導線
  • 📊 車の人気度、レビュー、燃費情報なども拡張

🔑 技術要素まとめ

要素技術
車種識別AIPyTorch / YOLOv8 / ResNet
価格取得スクレイピング(Selenium / BeautifulSoup) or API
サーバーAPIFastAPI / Flask
スマホアプリFlutter / React Native / Expo
デプロイGoogle Firebase / Vercel / AWS Lambda etc

💡 まずやるべきミニゴール(MVP案)

1枚の車の画像をアップロード → 車種名と中古相場が表示されるWebアプリ

これが完成すれば、スマホからもブラウザ経由で使える「使えるプロトタイプ」になります!


ABOUT ME
Wan(わん)
AI開発を趣味として楽しんでいるエンジニアです。画像認識や予測分析、生成AIなど幅広い分野に関心があり、日々さまざまな技術に触れながら試行錯誤しています。このブログ「DeepLogics」では、自分が学んだこと・作ったもの・気づいたことを、開発の記録として発信していきます。 実験的なプロジェクトから実務に応用できそうな技術まで、実際に手を動かして体得した情報をシェアしていきます!